絵ノファイル(ENOphile)
榎俊幸 / 作品集 (ENOKI Toshiyuki / works)

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Circulation

輪廻5
● 「輪廻」・8F(2017年)アクリック
輪廻とは、サーキュレーション(Circulation)、循環すること。
たとえば、海の水が蒸発して、空に昇って雲になり、雨になって地上に降り、川を流れて海に戻る。また蒸発して、空に昇り ・・・ と、同様の循環を繰り返す。その過程で、水は、様々な状態に変容するが、元の水の量は一滴も失われない。我々の生命も、それと全く同じだ。地球上に隙間無く満ちた生と死の連続は、様々な生物の姿を辿り、巡り、永遠に失われない。
輪廻6
● 「輪廻」・部分1
生命そのものには、始まりも終わりもない。現われたり失せたりする生体は、巡り巡る循環の一過程に過ぎない。それらは一時の仮初の姿を得ているに過ぎず、同じ状態に留まることはない。絶え間なく変化し、集散し、何かが増えれば、何かが減り、総量としては、増えることも、減ることもない。

輪廻7
● 「輪廻」・部分2
総ての生命は、分かち難く一体である。別々に見える小さな生命たちは、より大きな生命の一部だ。たとえば、私の體を構成する、一つ一つの細胞たち、血管の中を這い回るマクロファージや、腸に棲むビフィズス菌も、それらは別々の細胞生物のようでもあり、共生する生態系のようでもある。統合され、組織され、全体が一つの私を形作る。それと同様に、我々も、もっと大きな何かの一部なのだ。

私達は、死んだら、どこに行くのだろう?

どこにも行かない。私達の體は、目に見えない分子のレベルまで、小さくバラバラに分解されて、また合わさったり、分かれたりしながら、そのままずっとそこに在り続ける。生命とは、それらの破壊と再構築を続けさせる“指令”のようなものだ。だから、どこにも行かない。ずっとそこにいて、ずっとその営みを続けるのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 

 
 



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テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

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