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絵ノファイル(ENOphile)
榎俊幸 / 作品集 (ENOKI Toshiyuki / works)

Coiled dragon 

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● 「蟠龍」・20F(2019年)キャンバス・アクリック
蟠龍(ばんりゅう)は、とぐろを巻いて、地面にうずくまり、未だ天に昇らない龍。

象徴としての蟠龍が表す意味。
龍は、自然界における水の循環を象徴している。
天から地へ、地から天へ、昇り降りするのが通常の龍の動きである。
地に留まり動かない龍は、自然現象であれば、例えば、天然のダム湖や、地底(鍾乳洞)湖のように、貯水池を象徴している。ダムは、干ばつや洪水に対する防災(治水)に役立つことから、その土地の守り神と言い換えることもできる。
守り神としての蟠龍の意味を転じて、地形に喩えるならば、険しい地形が敵の侵入を阻み、その地域を守っている様。人物に喩えるならば、能力のある者が、そこ(場・地位)に留まり、集団を守っている様。

榎俊幸個展「東風 HIGASHIKAZE」
2019年9月24日(火)~10月12日(土) 彩鳳堂画廊(京橋)
 
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ENOKI Toshiyuki

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