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絵ノファイル(ENOphile)
榎俊幸 / 作品集 (ENOKI Toshiyuki / works)

Pavillon des papillons

Papillon noir sss
● 「Papillon noir」・4F(2020年)キャンバス・アクリック・墨・金箔・銀箔
「Pavillon des papillons」は、フランス語で蝶の展示館の意味。

★「Pavillon des papillons - 蝶の館 - 」
2020年、2月7日(金曜日)から14日(金曜日)まで。
オープン時間、12:00 - 20:00、最終日のみ18:00まで。
※ 2月12日(水曜日)定休。
ドラードギャラリー
東京都新宿区早稲田鶴巻町517 ドラード和世陀103
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Coiled dragon 

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● 「蟠龍」・20F(2019年)キャンバス・アクリック
蟠龍(ばんりゅう)は、とぐろを巻いて、地面にうずくまり、未だ天に昇らない龍。

象徴としての蟠龍が表す意味。
龍は、自然界における水の循環を象徴している。
天から地へ、地から天へ、昇り降りするのが通常の龍の動きである。
地に留まり動かない龍は、自然現象であれば、例えば、天然のダム湖や、地底(鍾乳洞)湖のように、貯水池を象徴している。ダムは、干ばつや洪水に対する防災(治水)に役立つことから、その土地の守り神と言い換えることもできる。
守り神としての蟠龍の意味を転じて、地形に喩えるならば、険しい地形が敵の侵入を阻み、その地域を守っている様。人物に喩えるならば、能力のある者が、そこ(場・地位)に留まり、集団を守っている様。

榎俊幸個展「東風 HIGASHIKAZE」
2019年9月24日(火)~10月12日(土) 彩鳳堂画廊(京橋)
 

Swallowtail

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● 「黒鳳蝶」・20F(2019年)キャンバス・アクリック・墨・金箔・銀箔
燕のような長い尾を持った蝶をスワローテイル(swallowtail)という。
★「創と造 2019

EROS & THANATOS

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● 「EROS and THANATOS」 3D H192mm×W235mm×D100mm(立体・塑石に漆)
「阿〇吽」展 2019年4月10日(木)~16日(火) 丸善 丸の内本店 4階ギャラリー

Psyche

黒鳳蝶4Fs
● 「Psyche 黒鳳蝶」・4F(2018年)キャンバス・アクリック・墨・金箔・銀箔
Psyche(プシュケ)は、ギリシャ神話の女神。
古代ギリシア語では「息」、転じて「生命」、転じて「魂」、 英語で読むとサイケ(精神)。
また、「蝶」という意味もある。
金箔、銀箔、切り箔、砂子、墨の溜込み(たらしこみ)など、琳派の技法や、漆蒔絵を応用した技法も用いてる。

Hanging

龍隠庵展示
● 「Hanging monkey(垂猿)」(2018年)38cmx92cm・掛け軸・石州和紙に水墨
観〇光ART EXPO 2018 最終章 -結- MUSUBI 鎌倉展 円覚寺塔頭 龍隠庵本堂での展示。

Meditation

Meditation小s
● 「Meditation(瞑想)」(2018年)掛け軸・水墨
『何かをすることに理由がある、しないことに理由は無い』
銀の雫-破-10月26日(金)~ 11月6日(火)靖山画廊

Dive

2018「DIVE」10Fss
● 「DIVE」・10F(2018年)アクリック
何かにしがみついていないで、自由になれ、飛びだせ!

「阿〇吽」展開催中。日本橋三越本店6階美術画廊

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

Charity

色紙短冊「蜘蛛猿」4枚s
● 「蜘蛛猿」・短冊色紙・水墨×4枚
【短冊プロジェクト】
短冊色紙4枚の売り上げ金全額を、西日本豪雨災害の義援金として寄附する。
無力な絵描きに出来る事は、絵を描くこと以外にない。

テーマ:絵画 - ジャンル:学問・文化・芸術

TRY AGAIN

2018 TRY AGAIN 6Ms
● 「TRY AGAIN」・6M(2018年)アクリック・銀箔・墨
もっとああすればよかった、こうすればよかった・・・
だったら再挑戦だ!

Core

2018核心s
● 「核心」・25F(2017年)アクリック・金箔・銀箔
ビッグバン宇宙には、始まりの一点が在ったと言われる。
出発点であり、中心点であり、終結点である、その一点。
★「 創と造 2018 Original×Real 2018

Western-Oriental

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● 「Rosary」「Incense」・各4F(2017年)アクリック・金箔・銀箔
西洋人の少女と、東洋人の少女を、対比的に描いてみた。

Circulation

輪廻5
● 「輪廻」・8F(2017年)アクリック
輪廻とは、サーキュレーション(Circulation)、循環すること。
たとえば、海の水が蒸発して、空に昇って雲になり、雨になって地上に降り、川を流れて海に戻る。また蒸発して、空に昇り ・・・ と、同様の循環を繰り返す。その過程で、水は、様々な状態に変容するが、元の水の量は一滴も失われない。我々の生命も、それと全く同じだ。地球上に隙間無く満ちた生と死の連続は、様々な生物の姿を辿り、巡り、永遠に失われない。

Yellow Dragon

黄龍3
● 「黄龍」・30P(2016年)アクリック・墨
古代中国で、龍が棲むと考えられていたのが、黄河の源流である。
黄河の上流地域からは、恐竜の化石が多く出土している。
首の長い雷竜の化石は、想像上の龍にも似ている。

Qilin

麒麟2017-3
● 「麒麟図 -Qilin-」・25F (2017年)パネル・キャンバス・アクリル
キリンという名前の動物は実在する、アフリカに生息するジラフ( Giraffa )である。
古代中国の想像上の動物「麒麟」と似た特徴があることから、そう名付けられた。

Red

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● 「Little Red Riding Hood」・25F(2017年)アクリック・その他
「赤頭巾(Little Red Riding Hood)」は、中世フランスの寓話である。
寓意(アレゴリー)とは、比喩(メタファー)によって、仄めかすこと。
公言するのが憚られるような内容を、直接的な表現を避けて、隠喩する。
その物語が書かれた時代、その寓意は、社会の何を風刺したのだろうか? 
時を経ても本質は変わらない。それぞれの社会が迷い込む、森がある。
★「 創と造 2017

Capricorn

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●「Capricorn」・60P(2017年)アクリック・油彩・金箔・銀箔。

この絵を描き始めたのは、今から24年前のことである。
下地のマチエールを作り、主題の Capricorn を下描きした。
しかし、そこで制作を中断する。
家の引っ越しがあって、描きかけの絵を、倉庫にしまい込んだ。
そして、そのまま、忘れていた。

その絵が、24年の眠りから、目を覚ました。

描き始めたときには、完成のビジョンが有ったはずだが…
目が覚めると忘れてしまう夢のように、記憶は平行世界に消えていく。
置き去りにされた残像は、不条理で、説明がつかない。
いったいぜんたい、おまえは、何ものなのだ? 

「パニック (panic)」という言葉がある。
語源は、ギリシャ神話の牧羊神「パン(pan)」に由来する。
羊の群れが、何かに驚いて暴走する現象を、パンの悪戯だと、羊飼いたちは考えた。
あるいは、怪物に襲われたパンが、驚いて川に飛び込んで逃た、という神話もある。
そのとき、パンと一緒に川に飛び込んだアポロンは、魚に変身して逃げた。
慌てふためいたパンは、水に濡れた下半身だけが魚に、上半身が山羊に変身した。
その不思議な姿が「山羊座」になった。 アポロンは「魚座」になった。
「山羊座」を、ラテン語では「カプリコーン(Capricorn)」という。
カプリ(Capri)は山羊(やぎ)、コーン(icorn)は角(つの)を意味する。
水に潜る魚と、山に登る山羊を併せ持つカプリコーンは、万能の象徴でもある。

思い出せない夢を見続けるよりも、全てを0に戻して、1からやり直すべきだが、 しかし・・・

16th March, until 16th April, 2017 at Whitestone Gallery Hollywood Road.

IZUMI

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● 「IZUMI」・100F(2016年)アクリック・墨。
原生林の奥深く、人類未踏の楽園に、密かに咲く花を、夢に見る。
生命の根源である、水が湧き出るところ。そこが泉(いずみ)だ。

Four Symbols

四神a3
● 「四神」・80F(2016年)アクリック・金箔・銀箔。
四神は、古代中国の五行思想に由来する、天の四方の方角を司る霊獣である。
古墳の石室には、東を青龍、西を白虎、南を朱雀、北を玄武が描かれている。
石室中央の天井壁画には、古代中国の天文図(星図)が描かれている。

The Sun and The Moon

4日月四季鳥獣図屏風四曲一双2016s
● 「日月四季鳥獣図屏風」・四曲一双(2016年)
西洋式に横書きすると、左から日月だが、日本式の屏風では、右から「日」、左が「月」と並ぶ。
日本画では、太陽を金、月を銀で表現する場合が多い。月は、銀が硫化した黒箔で表現した。
★ 観〇光2016鎌倉展「円相」⇒「KANHIKARI ART EXPO

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ENOKI Toshiyuki

Author:ENOKI Toshiyuki

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